水滴穿石

好きなことと感じたことの記録

プラチナボーイズファンによる「旭川100フェス」参加レポ

※とても長くて、所々気持ち悪いです。


2022年10月16日。旭川市政100周年記念事業「旭川100フェス」に参加した。

asahikawacity100.jp

当日は朝からソワソワと落ち着かなかった。今日の旭川100フェスで、初めて見るプラチナボーイズの生パフォーマンス、そしてCDサイン会がある。緊張しないわけがない。心臓が飛び出そうになりつつ、朝一でまずは旭山動物園へ行く。(観光する気満々のオタク)もこもこの白熊とスヤスヤ眠るライオンに癒される。早足で園内を一回りし、昼前のバスで駅前に戻る。昼食にザンギ定食を頂き(旭川を満喫するオタク)スタルヒン球場行きの無料シャトルバスに乗車。

ザンギ定食と、今回は療養中で欠席の光平くん(アクスタの姿)。

オープニングアクトAKB48のパフォーマンスをやっている時間帯に会場付近に到着。「言い訳Maybe」が聞こえてくる。ワッ…テレビで聞いたことあるやつ…と思うと同時に、今日は本物の有名アーティストが出てくるんだなあと遅めの実感が湧いてくる。


会場付近をぐるっと回って入口を探す。途中でプラチナボーイズのCD売り場を発見。同人誌即売会みたいに売られている。


会場に入る。まだスタンドもアリーナも空間に余裕があり、アリーナ後方席でもかなり視界が良好。嬉しい。そして思ったより近い。エッ、今からここにプラボが出てくる…?そんなことある?マジで?プラボって実在するの?知らなかった。でも先日お会いした光平くんも実在してたしな。そうか、今日本当に彼らの生のパフォーマンスが見られるんだ……。スーーーッ。なんか、今日まで生きてて良かったな。


オープニングアクトが終わり、前方エリアの総入れ替え。ここからは抽選に当たった人しか前方に行かれない。プラチナボーイズの出番はライジングのトップバッター。ヤバい。始まってしまう。この球場にいる数千人が3年振りのプラボのステージを目撃するのだ。

間もなく聞き慣れた楽曲のカラオケが流れ、大画面にプラボのPVが流れる。ハワ〜〜〜〜〜!!!上がる!!始まる!!

「JOH熱カーニバル」の陽気なイントロと共にステージ上に姿を現す3人。ステージいっぱいに使ったパフォーマンスにキレキレのダンス。絶えず客席に目をやり手振りや手拍子を先導してくれる気配り。すげ〜〜〜!ゴリゴリにプロのアーティストだ!!ダンスうま!!ていうか、JOH熱カーニバル、たのしい!!テンションあがる!!!前列のお姉様方もノリノリでウォウウォウしている。野外フェス、たのしい〜〜〜!!!!!

※余談だが、今回一緒に旭川に来てくれた同行者はJOH熱カーニバルのことを「ポプテピピックのエンディングに似てて好き」と言っている。私には全然よく分からないが、そういう切り口で今後バズる可能性はあるかもしれない。


続いてMC。

自己紹介、旭川での思い出、小川先生のあさっぴークイズ。みんなが何か言うたびに手が爆発するほど拍手をする。何千人を前に軽快にトークを繰り広げる3人の姿を半泣きで眺めながら、プラチナボーイズのオールナイトニッポンi全56回が走馬灯のように甦る。ああ、プラボってこんな感じだったなあ。小川くんがしっかり話を主導して、小池くんのキュートな発言で場が盛り上がって、牧田くんの細やかな気配りとぼそっと呟く面白い一言があって。今日は5人でないのは寂しいけど、誰と誰が組んでもちゃんと話が面白いし、それぞれ違う空気が出来上がるのがいいなと思いながら聞いてた。今日の3人は旭川の長閑で風光明媚な風景、聴衆に沢山の親子連れというロケーションにぴったり合っている。明るくて爽やかで、誰にでも親しみやすく、事務所の先輩方に可愛がられているんだろうなというのが伝わってくる。小川先生があさっぴーは腕から旭川ラーメンが生えていることを教えてくれた。いつでもおいしいラーメンが食べられそうで羨ましい。

www.atca.jp


次はなんと初公開の曲。おもむろに3人の前に赤、緑、紫の布的な物が出てくる。最初、遠目だったので応援旗に見えた。運動会の応援団の如く旗をぶん回すパフォーマンスなのかと思い、そんな体育会系なことするんだ!?と思いつつ期待が高まる。後に判明したが応援旗ではなく、スタンドマイクに装飾された大判のスカーフだった。

驚きが先行し細かいところまで覚えていないのが悔やまれるが、既存の2曲とはまた雰囲気の違う、大人っぽい感じのパフォーマンスだった。スタンドマイクを女性に見立てた振り付け(小池くん談)がめちゃめちゃめちゃめちゃセクシーで度肝を抜かれた。小池くんは流石のダンスと溢れるカリスマ性で誰より人目を引いていて、小川くんは長い手足を存分に生かしたパワフルなダンスに溢れる大人の色気で客席のお母様方を殺しにかかっていた。牧田くんはとにかくかっこいいラップ調のソロパートで33万人の旭川市民を牧田一成のオンナにしていた。ここに光平くんが入ったら死人が出てしまう。近いうちにまた披露してくれる機会があるといいな。マネさん、その際はオタクの介抱をよろしくお願いします。

※20221021追記:曲名「Esmeralda」だそうです。エメラルドを意味するスペイン語およびポルトガル語らしい。


「うわ〜緊張した〜!」と胸の内を明かしつつほっとした表情の3人。曲中とは一転、その素直さや初々しさにほっこりする。かわいい…。最高だったよ。素敵だったよ。

4周年のお知らせとYouTube LIVEの告知。4周年!!そして久しぶりの4人配信!!キャ〜〜〜!と叫びたいのを感染症対策のため必死で抑えマスクの中で「ヒン……ッ」という気持ち悪い声が漏れる。企画の内容はまだ秘密だけど会場のみんなの協力が必要とのこと。


最後の曲は「君へ届け」。生歌、感慨深い……!家で何度も聞きました。フェス会場の音質だと、イントロがいい感じに力強く会場に響いていて印象に残る。この曲、何気に小池くんがすごく男らしくて普段の感じとのギャップが好き。周りの観客の会話に聞き耳を立てていた感じ、DA PUMPの方が振り付けをしたという点が初見の方の印象に残ったのではないかと思う。


プラチナボーイズの出番が終わり、前列を抜けフォロワーさんとしばし放心状態。

いつも画面越しに見ている相手が目の前にいる時間は、私たちオタクにとって本当に感動的で、夢のような出来事なのである。生きてた!とか、生で見るのが一番かっこいい!とか、ありきたりな言葉を何度も繰り返し口にしてしまう。

これまで何度も趣味の観劇や試写会イベントで「普段画面越しに見ている相手が目の前にいる」という体験をした。舞台の上の彼らの身体と周りの間には溝があり、彼らの姿は世界に穴を開けて一時的に空間を歪め合成したように、私には見える。同じ地に足をつけて立っていても、私の吸う空気と、彼らの纏う空気は明らかに別物で、それでも確かにそこに「存在していた」ことを自分の目で見たことが、この先を生きていく色々な瞬間で踏ん張り立ち上がるエネルギーになる。

元気に生きていてくれてありがとう。応援させてくれてありがとう。これから色んな土地で、たくさんの人にパフォーマンスを直接見てもらえたらいいな。と思う。

プラチナボーイズ、これからも応援しています。

CDに書いてもらったサインと、光平くんアクスタを抱く旭川動物園の熊