水滴穿石

好きなことと感じたことの記録

対バンライブ「dopeness」を見た

プラチナボーイズの出演するメンズアイドル対バンライブ「dopeness」を見てきた。

場所は六本木。駅から歩いて5分ほどのライブハウス「unravel tokyo」にて。

前回のプラボのライブで間違えて隣の会場へ入り、出番の大半を見逃したトラウマがあったので、相当注意深く会場へ向かった。大通り沿いで分かりやすくてありがたかった。地下が会場で上に松屋があった。

 

ライブ自体は18時前から始まっていたようだが、仕事の都合で到着は19時過ぎ頃になった。

階段を降りてすぐの所で出番を終えたアイドルさんが特典会をやっていて、初めて見る光景に驚いた。こんな、あちら側から外界に降りてきてくれる感じなのか!すご!距離が近い!アイドルさんとファンの方々の間を縫ってドリンクを引き換え、会場に入った。

ああいう場で沢山オシャレなカクテルを提示されるとすごく迷って結局ハイボールにしてしまう。推しに対峙する前にアルコールを入れるなという正論はともかく、非日常空間で飲むお酒は好きだ。

 

フルで見れたのは、GOODLUXX(研修中)さんとNEWTRENDさん。どちらも初めましてでした。違ったらすみません。

研修中さんは、都会的で洗練されたパフォーマンスが印象的だった。お一方、黒スーツの上からヒプマイの横浜の警察官みたいなベルトをしている方がいてすごいオシャレだなと思った。

ニュートレンドさんは、正統派アイドル!という感じの爽やかな風貌と楽曲が素敵だった。デビューしてまだ1ヶ月ほどだと言っていた。すごい。初々しい…!

なんか、あまり良くないと思いつつ、夢を追う若者をつい母親目線で見てしまう。今日たまたま目にしたこの子たちが、この先、芸能の仕事を通じて豊かで彩りのある人生を送ってほしいな、と思わずにはいられなかった。生の力ってすごい。YouTubeTikTokのおすすめ動画に流れてくるのとは違う。同じ空間にいることで、彼らの熱量が肌を通して伝わってくる。お金を払って演者の技術や情熱、もっと言えば夢や人生の一欠片を見させて頂くのは、すごく贅沢な娯楽だなと改めて思った。

 

念願のプラチナボーイズのパフォーマンス。

想像以上にアットホームな雰囲気(婉曲表現)だったので、なんとありがたく最前列で見ることができた。本当に想像していなかった。やばい。誇張とかではなくマジのゼロ距離。うちわ作ってくればよかった。気の利かないファンですみません。

 

1曲目「Show me what you got」

毎回ですが、序盤は目の前に本物が!!!!という衝撃で記憶の大半が吹っ飛んでしまう。申し訳ない。髪を掻き上げるみたいな振り付けがとても楽しい。ポップな曲調が可愛くて大好き。後半の方では左手に持ったペンラを曲に合わせて振りつつ右手に持ったペンラで掻き上げポーズができるようになって己の成長を感じた。

成くんが近くに来た時にとにかくめちゃくちゃ目を合わせてくれて、知能ゼロ状態で大喜びしてしまった。目元がキラキラしていて可愛い。高音の伸びやかなお歌がすごく綺麗に会場に響いていた。あとダンスが流石すぎて、これ本来はあと1万くらい上乗せして見させて頂くやつだよな、と思った。こんな近くで見ていいのか。贅沢が過ぎる。

 

2曲目「エスメラルダ」

ステージが近すぎてスタンドマイクに取り付けられたスカーフの模様までめちゃくちゃよく見えた。ワンチャン特定できるかもしれないと思って柄を記憶しようとしたけど結局あまり覚えられなかった。船の模様が入ってた。誰か特定できたら私にDMで教えてほしいです。部屋に飾るので。

3人でステージに立つ時に、一成くんがセンターなのが本当に絶妙で、すごく良いんですよね。MCで\いっせいくーん/と呼ばれる様がまるで授業参観みたいだと言われる、一見あどけなくて大人しそうな子が、3本立ったうちの真ん中のスタンドマイクを取り上げて、ゴリゴリに男らしいラップソロパートを歌い上げるのが、本当に本当に良い。一成くんにソロパート当てがってくれたラ○ジングの偉い人にアマゾンギフト券とか贈りたい。素人でも分かるくらい絶対技術的に難しいのに生歌めちゃくちゃ上手でした。5人でレコーディングした時からコロナ期間を経て今日までに本当に沢山歌い込んできたんだろうな。

 

3曲目「君へ届け」

エスメラルダからの流れで、スタンドマイクを使って歌うパフォーマンスを披露してくれた。これがまた良い…!!PVの初々しい雰囲気とはまた違う感じで個人的に大好きでした。

おがたくさんがマイクを手にセンターに立って2番の頭「気紛れの雨が降っていたね」と歌い出した姿が鮮烈に記憶に残っている。同じ楽曲でもステージングや小道具でこんなに雰囲気が変わるのかと驚き。昨今の先生の大人の色気みたいなものは留まるところを知らなくて末恐ろしい。すみっコぐらしのとかげちゃんが沢山いるお部屋でゲーム配信されているギャップも素敵です。

 

4曲目「JOE熱カーニバル」

突然の無茶振りでウォウウォウのところを客席のファンの方?の考えたポーズで踊ることになった。そんなことあるの!?可愛いお姉さんが可愛いポーズを考案してくれた。わたしにそんな高度なことできるかな!?と思ったけど始まったら3人の動きを見ながら真似して楽しくできた。歌のおにいさんと幼児みたい。ステージと客席が同時に同じことをすることで、会場の一体感や温かさを感じられて幸福だった。

パフォーマンスが終わり、3人が袖にはけ姿が見えなくなるまで力一杯手を振った。後ろの方に置いていた飲みかけのペットボトルを回収する姿に、あ、ペットボトルの飲み物とか飲むのか。みたいな、生命力的なものを感じた。うまく言えない。夢のような20分間の余韻に、高揚感でふわふわしながらライブハウスの階段を上がり地上に出た。

何て充実した金曜日の夜。

 

かろうじて最寄駅で降り、ふわふわしながら帰宅したら、家には夫が熱烈に支持する国民民○党の政権サポーター更新のお知らせが届いていた。

これもまた推し活だね。