水滴穿石

好きなことと感じたことの記録

浅井リョウ「正欲」を読んだ

ebookjapanの50%還元キャンペーンで購入していた浅井リョウ「正欲」を読んだ。

正欲

正欲

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ずんと心が重くなるような読後感。

これまでの己の言動を省みるきっかけになった。

令和の世の中で多用される多様性という言葉に潜む危うさ。

マイノリティとマジョリティ。想像力の欠如。

2/3を二回続けて選ぶ確率は4/9。多数派を選択し続けることは少数派である。

私のこれからの考え方、生き方を変える本の一つになるだろう。

 

気になるのは最後の逮捕理由。

3人の合意があって法に触れる行為に及んだのであれば、背景がどうあろうと裁かれて然るべきと感じたのだが、違う見方があるのだろうか?他の人の感想も聞いてみたい。

 

電子書籍は安くて嵩張らず便利だが、一気読みしたらかなり眼精疲労が溜まってしまった。

Night Shiftを設定する等の対策が必要だ。